imagearc

部分楕円を描画する

説明

bool imagearc(
    GdImage $image,
    int $center_x,
    int $center_y,
    int $width,
    int $height,
    int $start_angle,
    int $end_angle,
    int $color
)

imagearc は、指定した座標を中心とする円弧を描画します。

パラメータ

image

imagecreatetruecolorのような画像作成関数が返す GdImage オブジェクト。

center_x

中心の x 座標。

center_y

中心の y 座標。

width

円弧の幅。

height

円弧の高さ。

start_angle

始点の角度。

end_angle

終点の角度。 0° は 3 時の位置で、そこから時計回りの方向に円弧が描かれます。

color

imagecolorallocate で作成された色識別子。

戻り値

成功した場合に true を、失敗した場合に false を返します。

変更履歴

バージョン 説明
8.0.0 image は、 GdImage クラスのインスタンスを期待するようになりました。 これより前のバージョンでは、有効な gd resource が期待されていました。

例1 imagearc による円の描画

<?php

// 200*200 の画像を作成します
$img = imagecreatetruecolor(200, 200);

// 色を設定します
$white = imagecolorallocate($img, 255, 255, 255);
$red   = imagecolorallocate($img, 255,   0,   0);
$green = imagecolorallocate($img,   0, 255,   0);
$blue  = imagecolorallocate($img,   0,   0, 255);

// 頭を描きます
imagearc($img, 100, 100, 200, 200,  0, 360, $white);
// 口を描きます
imagearc($img, 100, 100, 150, 150, 25, 155, $red);
// 左右の目を描きます
imagearc($img,  60,  75,  50,  50,  0, 360, $green);
imagearc($img, 140,  75,  50,  50,  0, 360, $blue);

// 画像をブラウザに出力します
header("Content-type: image/png");
imagepng($img);

// メモリを解放します
imagedestroy($img);

?>

上の例の出力は、 たとえば以下のようになります。

出力例 : imagearc() による円の描画

参考

  • imagefilledarc
  • imageellipse
  • imagefilledellipse