PHP マニュアル: 文字列の各単語の最初の文字を大文字にする

説明

string ucwords(string $string, string $separators = " \t\r\n\f\v")

文字が "a" (0x61) から "z" (0x7a) までのアルファベットの場合、 string の各単語の最初の文字を大文字にしたものを返します。

この関数における "単語" とは、 separators に含まれていない文字からなる文字列です。 separators のデフォルトはスペース、フォームフィード、改行、キャリッジリターン、水平タブ、垂直タブです。

マルチバイト文字列に対して類似の変換を行うには、 mb_convert_case を MB_CASE_TITLE モードで使います。

パラメータ

string: 入力文字列。
separators: オプションの separators で、単語の区切り文字を指定します。

戻り値

変更後の文字列を返します。

変更履歴

バージョン	説明
8.2.0	ケース変換は、setlocale で設定されたロケールに依存しなくなりました。 ASCII 文字のみが変換されます。

例

例1 ucwords の例

<?php
$foo = 'hello world!';
echo ucwords($foo), PHP_EOL;             // Hello World!

$bar = 'HELLO WORLD!';
echo ucwords($bar), PHP_EOL;             // HELLO WORLD!
echo ucwords(strtolower($bar)), PHP_EOL; // Hello World!
?>

例2 ucwords で、カスタムの区切り文字を指定する例

<?php
$foo = 'hello|world!';
echo ucwords($foo), PHP_EOL;             // Hello|world!

echo ucwords($foo, "|"), PHP_EOL;        // Hello|World!
?>

例3 ucwords で、追加の区切り文字を指定する例

<?php
$foo = "mike o'hara";
echo ucwords($foo), PHP_EOL;                 // Mike O'hara

echo ucwords($foo, " \t\r\n\f\v'"), PHP_EOL; // Mike O'Hara
?>

注意

注意: この関数はバイナリデータに対応しています。

参考

strtoupper
strtolower
ucfirst
mb_convert_case