strpos

文字列内の部分文字列が最初に現れる場所を見つける

説明

intfalse strpos(string $haystack, string $needle, int $offset = 0)

文字列 haystack の中で、 needle が最初に現れる位置を探します。

パラメータ

haystack

検索対象の文字列。

needle

検索する文字列。

PHP 8.0.0 より前のバージョンでは、needle が文字列でない場合、 数値に変換され、文字の通常の値として扱われていました。 この振る舞いは PHP 7.3.0 以降では推奨されないので、 この機能を使用しないことを強く推奨します。 意図した動作に依存する場合、 needle を string に明示的にキャストするか、 明示的に chr 関数を呼び出すべきでしょう。

offset

指定すると、文字列内での検索開始位置がその位置になります。 負の数を指定すると、文字列の末尾からこの数だけ戻った場所から検索を開始します。

戻り値

needle が見つかった位置を、 haystack 文字列の先頭 (offset の値とは無関係) からの相対位置で返します。 文字列の開始位置は 0 であり、1 ではないことに注意しましょう。

needle が見つからない場合は false を返します。

警告

この関数は論理値 false を返す可能性がありますが、false として評価される値を返す可能性もあります。 詳細については 論理値の セクションを参照してください。この関数の返り値を調べるには ===演算子 を 使用してください。

変更履歴

バージョン 説明
8.0.0 needle は、空文字列を受け入れるようになりました。
8.0.0 needle に数値を渡すことはサポートされなくなりました。
7.3.0 needle に数値を渡すことは非推奨になりました。
7.1.0 負の offset をサポートするようになりました。

例1 === の使用

<?php
$mystring = 'abc';
$findme   = 'a';
$pos = strpos($mystring, $findme);

// === を使用していることに注目しましょう。単純に == を使ったのでは
// 期待通りに動作しません。なぜなら 'a' が 0 番目 (最初) の文字だからです。
if ($pos === false) {
    echo "文字列 '$findme' は、文字列 '$mystring' の中で見つかりませんでした";
} else {
    echo "文字列 '$findme' が文字列 '$mystring' の中で見つかりました";
    echo " 見つかった位置は $pos です";
}
?>

例2 !== の使用

<?php
$mystring = 'abc';
$findme   = 'a';
$pos = strpos($mystring, $findme);

// !== 演算子も使用可能です。ここで != を使っても期待通りに動作しません。
// なぜなら 'a' が 0 番目の文字だからです。(0 != false) を評価すると
// false になってしまいます。
if ($pos !== false) {
     echo "文字列 '$findme' が文字列 '$mystring' の中で見つかりました";
         echo " 見つかった位置は $pos です";
} else {
     echo "文字列 '$findme' は、文字列 '$mystring' の中で見つかりませんでした";
}
?>

例3 オフセットの使用

<?php
// オフセット以前の内容を無視して文字を探すこともできます。
$newstring = 'abcdef abcdef';
$pos = strpos($newstring, 'a', 1); // $pos は 0 ではなく 7 となります。
?>

注意

注意: この関数はバイナリデータに対応しています。

参考

  • stripos
  • str_contains
  • str_ends_with
  • str_starts_with
  • strrpos
  • strripos
  • strstr
  • strpbrk
  • substr
  • preg_match