array_walk_recursive

配列の全ての要素に、ユーザー関数を再帰的に適用する

説明

true array_walk_recursive(arrayobject &$array, callable $callback, mixed $arg = null)

array 配列の各要素にユーザー定義関数 callbackを適用します。 この関数は配列の要素内を再帰的にたどっていきます。

パラメータ

array

入力の配列。

callback

通常、 callback は引数を二つとります。 array パラメータの値が最初の引数、 キー/添字は二番目の引数となります。

注意:

callback により配列の値そのものを変更する必要がある場合、 callback の最初の引数は リファレンス として渡す必要があります。この場合、配列の要素に加えた変更は、 配列自体に対して行われます。

arg

オプションの arg パラメータが指定された場合、 コールバック関数 callback への三番目の引数として渡されます。

戻り値

常に true を返します。

変更履歴

バージョン 説明
8.2.0 戻り値の型が、true になりました。これより前のバージョンでは、bool でした。

例1 array_walk_recursive の例

<?php
$sweet = array('a' => 'apple', 'b' => 'banana');
$fruits = array('sweet' => $sweet, 'sour' => 'lemon');

function test_print($item, $key)
{
    echo "$key holds $item\n";
}

array_walk_recursive($fruits, 'test_print');
?>

上の例の出力は以下となります。

a holds apple
b holds banana
sour holds lemon

キー 'sweet' が表示されないことにお気づきでしょう。array を要素として持つキーは関数に渡されません。

参考

  • array_walk