array_merge

ひとつまたは複数の配列をマージする

説明

array array_merge(array ...$arrays)

前の配列の後ろに配列を追加することにより、 ひとつまたは複数の配列の要素をマージし、得られた配列を返します。

入力配列が同じキー文字列を有していた場合、そのキーに関する後に指定された値が、 前の値を上書きします。しかし、配列が同じ添字番号を有していても 値は追記されるため、このようなことは起きません。

入力配列の中にある数値添字要素の添字の数値は、 結果の配列ではゼロから始まる連続した数値に置き換えられます。

パラメータ

arrays

マージしていく任意の数の配列のリスト。

戻り値

結果の配列を返します。 引数なしで呼ばれた場合、空の array を返します。

変更履歴

バージョン 説明
7.4.0 この関数は、引数なしでも呼び出せるようになりました。 このバージョンより前では、少なくともひとつの引数が必須でした。

例1 array_merge の例

<?php
$array1 = array("color" => "red", 2, 4);
$array2 = array("a", "b", "color" => "green", "shape" => "trapezoid", 4);
$result = array_merge($array1, $array2);
print_r($result);
?>

上の例の出力は以下となります。

Array
(
    [color] => green
    [0] => 2
    [1] => 4
    [2] => a
    [3] => b
    [shape] => trapezoid
    [4] => 4
)

例2 簡単な array_merge の例

<?php
$array1 = array();
$array2 = array(1 => "data");
$result = array_merge($array1, $array2);
?>

数値添字が振りなおされることに注意!

Array
(
    [0] => data
)

二番目の配列の要素を最初の配列に追加したい (最初の配列に存在する要素は上書きせず、添字も変更しない) 場合は、配列結合演算子 + を使います。

<?php
$array1 = array(0 => 'zero_a', 2 => 'two_a', 3 => 'three_a');
$array2 = array(1 => 'one_b', 3 => 'three_b', 4 => 'four_b');
$result = $array1 + $array2;
var_dump($result);
?>

最初の配列のキーはそのまま残ります。 両方の配列に同じキーが存在する場合は最初の配列のものが残り、 二番目の配列の内容は無視されます。

array(5) {
  [0]=>
  string(6) "zero_a"
  [2]=>
  string(5) "two_a"
  [3]=>
  string(7) "three_a"
  [1]=>
  string(5) "one_b"
  [4]=>
  string(6) "four_b"
}

例3 array_merge で配列以外の型を扱う例

<?php
$beginning = 'foo';
$end = array(1 => 'bar');
$result = array_merge((array) $beginning, (array) $end);
print_r($result);
?>

上の例の出力は以下となります。

    Array
    (
        [0] => foo
        [1] => bar
    )

参考