IntlChar::hasBinaryProperty
コードポイントに対応する、バイナリ Unicode プロパティがあるかを調べる
説明
public static boolnull IntlChar::hasBinaryProperty(intstring $codepoint
, int $property
)
Unicode、特にバージョン 3.2 では、
UnicodeData.txt に存在するオリジナルのもの以上に、
多くのプロパティを定義しています。
プロパティの API は、
Unicode Character Database (UCD)
や
Unicode Technical Reports (UTR)
で定義されている Unicode プロパティを反映したものを意図しています。
プロパティの詳細については、
» http://www.unicode.org/ucd/
を参照ください。
Unicode プロパティの名前については、
UCD ファイル PropertyAliases.txt を参照ください。
パラメータ
-
codepoint
-
コードポイントを表す int 型の値 (例: U+2603 SNOWMAN を表す 0x2603
)、あるいは UTF-8 文字列としてエンコードされた文字 (例: "\u{2603}"
)。
-
property
-
調べたい Unicode プロパティ (定数 IntlChar::PROPERTY_*
を参照ください)。
戻り値
codepoint
に対応するバイナリ Unicode プロパティに応じて、true
または
false
を返します。
property
が範囲外だったり、
Unicode のバージョンやコードポイントが、
バイナリプロパティのデータを全く持っていない場合も、false
を返します。
失敗した場合は、null
を返します。
例
例1 さまざまなプロパティの例
<?php
var_dump(IntlChar::hasBinaryProperty("A", IntlChar::PROPERTY_ALPHABETIC));
var_dump(IntlChar::hasBinaryProperty("A", IntlChar::PROPERTY_CASE_SENSITIVE));
var_dump(IntlChar::hasBinaryProperty("A", IntlChar::PROPERTY_BIDI_MIRRORED));
var_dump(IntlChar::hasBinaryProperty("[", IntlChar::PROPERTY_ALPHABETIC));
var_dump(IntlChar::hasBinaryProperty("[", IntlChar::PROPERTY_CASE_SENSITIVE));
var_dump(IntlChar::hasBinaryProperty("[", IntlChar::PROPERTY_BIDI_MIRRORED));
?>
bool(true)
bool(true)
bool(false)
bool(false)
bool(false)
bool(true)
参考
- IntlChar::getIntPropertyValue
- IntlChar::getUnicodeVersion