IntlChar::digit
コードポイントの10進の数値を、指定された基数で返す
説明
public static intfalsenull IntlChar::digit(intstring $codepoint
, int $base
= 10)
基数が
2<=radix<=36
の範囲外であったり、
codepoint
の値が指定された基数に対して有効な値でない場合、
false
を返します。
次のいずれかが当てはまる場合、
有効な値であると見なされます。
-
指定された文字が、10進数の値である場合。
これは、general category "Nd" (decimal digit numbers)、かつ
Numeric_Type of Decimal である場合です。
この場合、値はその文字の10進の数値になります。
-
指定された文字が、アルファベットの大文字
'A' から 'Z' までの範囲にある場合。
この場合、値は指定された文字を c とすると、c-'A'+10 になります。
-
指定された文字が、アルファベットの小文字
'a' から 'z' までの範囲にある場合。
この場合、値は指定された文字を c とすると、c-'a'+10 になります。
-
ASCII の範囲 (0061..007A, 0041..005A)
または全角の ASCII の範囲 (FF41..FF5A, FF21..FF3A)
にあると認識できるアルファベットの場合。
パラメータ
-
codepoint
-
コードポイントを表す int 型の値 (例: U+2603 SNOWMAN を表す 0x2603
)、あるいは UTF-8 文字列としてエンコードされた文字 (例: "\u{2603}"
)。
-
base
-
基数 (デフォルトは 10
です)
戻り値
文字で表現される数値を、指定された基数で返します。
指定された値が基数を超過していたり、
値が存在しない場合は false
を返します。
失敗した場合は、null
を返します。
警告この関数は論理値
false
を返す可能性がありますが、false
として評価される値を返す可能性もあります。
詳細については 論理値の
セクションを参照してください。この関数の返り値を調べるには
===演算子 を
使用してください。
例
例1 さまざまなコードポイントの例
<?php
var_dump(IntlChar::digit("0"));
var_dump(IntlChar::digit("3"));
var_dump(IntlChar::digit("A"));
var_dump(IntlChar::digit("A", 16));
?>
int(0)
int(3)
bool(false)
int(10)
参考
- IntlChar::forDigit
- IntlChar::charDigitValue
- IntlChar::isdigit
IntlChar::PROPERTY_NUMERIC_TYPE