mb_send_mail
エンコード変換を行ってメールを送信する
説明
bool mb_send_mail(
string $to
,
string $subject
,
string $message
,
arraystring $additional_headers
= [],
stringnull $additional_params
= null
)
パラメータ
-
to
-
送信先のメールアドレス。
各アドレスをカンマで区切ると、複数の宛先を
to
に指定できます。
このパラメータは、自動的にはエンコードされません。
-
subject
-
メールの件名。
-
message
-
メールの本文。
-
additional_headers
(オプション)
-
メールヘッダの最後に挿入される String または array
通常、これは追加のヘッダ(From、Cc、Bcc)のために用いられます。
複数のヘッダを追加する場合は CRLF(\r\n)で区切ります。
攻撃者が不要なヘッダーを注入しないようにパラメータを検証してください。
array が渡された場合、キーと値はそれぞれ
ヘッダーの名前および値です。
注意:
メールを送信する際には、必ず
From
ヘッダが含まれていなければなりません。
additional_headers
パラメータで指定するか、
あるいは php.ini にデフォルト値を指定します。
指定しなかった場合は、以下のようなエラーメッセージが返ります
Warning: mail(): "sendmail_from" not
set in php.ini or custom "From:" header missing
。
Windows では、From
ヘッダを設定すると
Return-Path
も設定されます。
注意:
メッセージが受信されなかった場合には、LF(\n)のみを使ってみてください。
Unix の MTA の中には、自動的に LF を CRLF に変換してしまう
もの (有名なところでは、» qmail など)
があります(もし CRLF を利用していた場合、CR が重複してしまいます)。
ただし、これは最後の手段です。というのも、これは
» RFC 2822 に違反しているからです。
-
additional_params
-
additional_params
は、MTA へ渡す
コマンドライン引数です。sendmail を利用する際に正しい Return-Path
を設定するためなどに利用すると便利です。
このパラメータはコマンドの実行を防止するために内部的に escapeshellcmd
によってエスケープされます。 escapeshellcmd はコマンドの実行を防止しますが、
別のパラメータを追加することは許してしまいます。セキュリティ上の理由から、
このパラメータは検証されるべきです。
escapeshellcmd が自動的に適用されるため、
インターネット RFC でメールアドレスとして許可さているいくつかの文字を使用することができません。
これらの文字を使用することが必須であるプログラムでは mail
を使うことはできません。
この方法でエンベロープの sender ヘッダ(-f)を設定する際は、
'X-Warning' ヘッダが付加されないように Web サーバーの実行ユーザーを
sendmail 設定に追加しておく必要があるかもしれません。
sendmail を利用している場合、これは /etc/mail/trusted-users
で設定します。
戻り値
成功した場合に true
を、失敗した場合に false
を返します。
参考
- mail
- mb_encode_mimeheader
- mb_language