fscanf

フォーマットに基づきファイルからの入力を処理する

説明

arrayintfalsenull fscanf(resource $stream, string $format, mixed &...$vars)

関数fscanfsscanf に似ていますが、stream が指すファイルから入力を取得し、 指定したフォーマット format に基づき解釈を行います。

フォーマット文字列におけるあらゆる空白は 入力ストリームのあらゆる空白にマッチします。 これはつまりフォーマット文字列のタブ (\t) すらも 入力ストリームの空白1個にマッチしてしまうことを意味します。

fscanf をコールするたびに、ファイルから 1 行ずつ読み込みます。

パラメータ

stream

fopen を使用して作成したファイルシステムポインタリソース。

format

string を解釈するフォーマット。 sprintf のドキュメントにある説明と比べて、以下の違いがあります。

  • ロケールに対応していません。
  • FgG および b はサポートしていません。
  • D は十進数値を表します。
  • i は基数検出つきの整数値を表します。
  • n は処理する文字数を表します。
  • s は、空白文字を読み取ると停止することを示します。
  • argnum$ の代わりに * を指定すると、 この変換仕様に従った値の代入を抑制します。

vars

オプションで代入する値。

戻り値

この関数のパラメータが二つだけの場合、処理された値は配列として返されます。 他方、オプションのパラメータが指定された場合、 この関数は、代入された値の数を返します。 オプション引数は参照渡しとする必要があります。

string で利用可能な部分文字列よりも、 format で期待された部分文字列の数が多い場合は、null が返されます。 その他のエラーが発生した場合は、false が返されます。

例1 fscanf の例

<?php
$handle = fopen("users.txt", "r");
while ($userinfo = fscanf($handle, "%s\t%s\t%s\n")) {
    list ($name, $profession, $countrycode) = $userinfo;
    //... これらの値を使用して何か行う
}
fclose($handle);
?>

例2 users.txt の内容

javier  argonaut        pe
hiroshi sculptor        jp
robert  slacker us
luigi   florist it

参考

  • fread
  • fgets
  • fgetss
  • sscanf
  • printf
  • sprintf