fread

バイナリセーフなファイルの読み込み

説明

stringfalse fread(resource $stream, int $length)

fread は、stream が指すファイルポインタから最高 length バイト読み込みます。 以下のいずれかの条件を満たしたら、読み込みを終了します。

  • length バイトぶん読み込んだ
  • EOF (ファイルの終端) に達した
  • パケットが利用可能になるか、あるいは ソケットのタイムアウト が発生した (ネットワークストリームの場合)
  • バッファつきで読み込まれた、プレーンなファイルでないストリームの場合に、 一回の読み込みバイト数がチャンクサイズ (通常は 8192) に達した。 それまでにバッファされていたデータの内容によって、返されるデータのサイズはチャンクサイズより大きくなることがあります。

パラメータ

stream

fopen を使用して作成したファイルシステムポインタリソース。

length

最大 length バイトまで読み込む。

戻り値

読み込んだ文字列を返します。失敗した場合に false を返します。

例1 シンプルな fread の例

<?php
// ファイルの中身を読んで文字列に格納する
$filename = "/usr/local/something.txt";
$handle = fopen($filename, "r");
$contents = fread($handle, filesize($filename));
fclose($handle);
?>

例2 バイナリの fread の例

警告

バイナリとテキストファイルの形式が異なるシステム(すなわち Windows)では、fopenの mode パラメータに 'b' を指定してファイルをオープンする必要があります。

<?php
$filename = "c:\\files\\somepic.gif";
$handle = fopen($filename, "rb");
$contents = fread($handle, filesize($filename));
fclose($handle);
?>

例3 リモートファイルの fread の例

警告

通常のローカルファイル以外のもの、例えば リモートファイルpopenfsockopen が返す ストリームを読み込んでいる場合には、 パケットが有効になった後に読み込みはストップします。 つまり以下の例のように分割されたデータを結合すべきであるということです。

<?php
$handle = fopen("http://www.example.com/", "rb");
$contents = stream_get_contents($handle);
fclose($handle);
?>
<?php
$handle = fopen("http://www.example.com/", "rb");
if (FALSE === $handle) {
    exit("Failed to open stream to URL");
}

$contents = '';

while (!feof($handle)) {
    $contents .= fread($handle, 8192);
}
fclose($handle);
?>

注意

注意:

ファイルの中身を文字列に格納したいだけならば、file_get_contents を使うほうが上記の例よりも効率的です。

注意:

fread は、 ファイルポインタが現在指している位置から読み込みを開始することに注意しましょう。 ポインタの現在位置を調べるには ftell を、 そしてポインタの位置を巻き戻すには rewind を使用します。

参考

  • fwrite
  • fopen
  • fsockopen
  • popen
  • fgets
  • fgetss
  • fscanf
  • file
  • fpassthru
  • fseek
  • ftell
  • rewind
  • unpack