variant_cmp
2 つの variant を比較する
説明
int variant_cmp(
mixed $left
,
mixed $right
,
int $locale_id
= LOCALE_SYSTEM_DEFAULT
,
int $flags
= 0
)
この関数はスカラー値のみを比較します。配列や variant レコードは比較しません。
パラメータ
-
left
-
左オペランド。
-
right
-
右オペランド。
-
locale_id
-
文字列の比較に使用する有効なロケール識別子です
(これは文字列の比較に影響します)。
-
flags
-
flags
は、以下のひとつあるいは複数の値を
OR で組み合わせたもので、文字列の比較に影響します。
Variant の比較フラグ
値 |
意味 |
NORM_IGNORECASE |
大文字小文字を区別せずに比較する |
NORM_IGNORENONSPACE |
非スペーシング文字を無視する |
NORM_IGNORESYMBOLS |
記号を無視する |
NORM_IGNOREWIDTH |
全角半角を区別しない |
NORM_IGNOREKANATYPE |
ひらがなカタカナを区別しない |
NORM_IGNOREKASHIDA |
アラビア語の kashida 文字を無視する |
注意:
variant に関するすべての計算用関数と同様、この関数のパラメータには
PHP のネイティブ型 (整数、文字列、浮動小数点数、boolean あるいは
null
) あるいは COM、VARIANT、DOTNET クラスのインスタンスが使用できます。
PHP のネイティブ型は、variant
クラスのコンストラクタと同じ方法で variant に変換されます。
COM オブジェクトおよび DOTNET オブジェクトはデフォルトプロパティの値を持っており、
これを variant の値として使用します。
variant に関する計算関数は、COM ライブラリの同名の関数のラッパーです。
これらの関数についての詳細な情報は、MSDN ライブラリでご確認ください。
PHP での関数名は微妙に異なります。たとえば、PHP での関数
variant_add に対応する関数は、MSDN のドキュメントでは
VarAdd()
となります。
戻り値
以下のいずれかを返します。
Variant の比較結果
値 |
意味 |
VARCMP_LT |
left は
right より小さい
|
VARCMP_EQ |
left は
right と等しい
|
VARCMP_GT |
left は
right より大きい
|
VARCMP_NULL |
left と
right のいずれか、あるいは両方が null
|