oci_set_action
アクション名を設定します
説明
bool oci_set_action(resource $connection
, string $action
)
PHP からデータベースへの次の「ラウンドトリップ」が起きると、
アクション名がデータベースに登録されます。これは一般的にSQLステートメントが実行されるときに起こります。
V$SESSION
のようなデータベース管理ビューから、
アクション名を後に問い合わせることができます。
それは例えば、 V$SQLAREA
及び
DBMS_MONITOR.SERV_MOD_ACT_STAT_ENABLE
と一緒に追跡とモニタリングのために使われることができます。
この関数で設定した値は、持続的接続をまたがって保持される可能性があります。
パラメータ
-
connection
-
oci_connect、oci_pconnect
あるいは oci_new_connect が返す Oracle 接続 ID。
-
action
-
ユーザーが選んだ、長さが最高32バイトの文字列。
戻り値
成功した場合に true
を、失敗した場合に false
を返します。
例
例1 アクションを設定する
<?php
$c = oci_connect('hr', 'welcome', 'localhost/XE');
// アクションを登録する
oci_set_action($c, 'Friend Lookup');
// クエリを実行することで、ラウンドトリップを起こすコードの例:
$s = oci_parse($c, 'select * from dual');
oci_execute($s);
oci_fetch_all($s, $res);
sleep(30);
?>
// スクリプトを実行中、管理者は実行されるアクションを見ることができる
sqlplus system/welcome
SQL> select action from v$session;
注意
注意: Oracle のバージョン
この関数が使えるのは、PHP をバージョン 10g 以降の
Oracle データベースライブラリとリンクさせた場合だけです。
ヒントパフォーマンス
古いバージョンの OCI8 や Oracle データベースでは、クライアントの情報を Oracle の
DBMS_APPLICATION_INFO
パッケージで設定することができました。
それよりも oci_set_client_info を使うほうが効率的です。
警告データベースとのやりとりに関するメモ
OCI8 関数の中には、データベースとのやりとりを伴わないものもあります。
たとえば、結果のキャッシングが有効になっている場合、
クエリを実行してもデータベースとのやりとりを行わない可能性があります。
参考
- oci_set_module_name
- oci_set_client_info
- oci_set_client_identifier
- oci_set_db_operation