oci_parse

実行のために Oracle の文をパースする

説明

resourcefalse oci_parse(resource $connection, string $sql)

connection を使って sql をパースし、ステートメント ID を返します。この ID は、oci_bind_by_name, oci_execute や他の関数で使用されます。

ステートメント ID を解放するには、 oci_free_statement を使うか、あるいは 変数に null を代入します。

パラメータ

connection

oci_connectoci_pconnect あるいは oci_new_connect が返す Oracle 接続 ID。

sql

SQL あるいは PL/SQL ステートメント。

SQL の最後にセミコロン (";") をつけては いけません。一方、PL/SQL ステートメントの最後はセミコロン (";") を つけなければなりません

戻り値

成功した場合にステートメントハンドル、あるいはエラー時に false を返します。

例1 oci_parse での SQL 文の例

<?php

$conn = oci_connect('hr', 'welcome', 'localhost/XE');

// パースします。SQL 文の最後にはセミコロンがないことに注意しましょう
$stid = oci_parse($conn, 'SELECT * FROM employees');
oci_execute($stid);

echo "<table border='1'>\n";
while ($row = oci_fetch_array($stid, OCI_ASSOC+OCI_RETURN_NULLS)) {
    echo "<tr>\n";
    foreach ($row as $item) {
        echo "    <td>" . ($item !== null ? htmlentities($item, ENT_QUOTES) : "&nbsp;") . "</td>\n";
    }
    echo "</tr>\n";
}
echo "</table>\n";

?>

例2 oci_parse での PL/SQL の例

<?php

/*
  この PHP プログラムを実行する前に、SQL*Plus や SQL Developer で
  ストアドプロシージャを作っておきます

  CREATE OR REPLACE PROCEDURE myproc(p1 IN NUMBER, p2 OUT NUMBER) AS
  BEGIN
      p2 := p1 * 2;
  END;

*/

$conn = oci_connect('hr', 'welcome', 'localhost/XE');
if (!$conn) {
    $e = oci_error();
    trigger_error(htmlentities($e['message'], ENT_QUOTES), E_USER_ERROR);
}

$p1 = 8;

// PL/SQL プログラムをパースするには、文字列の最後にセミコロンが必要です
$stid = oci_parse($conn, 'begin myproc(:p1, :p2); end;');
oci_bind_by_name($stid, ':p1', $p1);
oci_bind_by_name($stid, ':p2', $p2, 40);

oci_execute($stid);

print "$p2\n";   // 16 と表示します

oci_free_statement($stid);
oci_close($conn);

?>

注意

注意:

この関数は sql を検証 しませんsql が有効な SQL あるいは PL/SQL 文かどうかを検証する唯一の方法 - それは実行することです。

参考

  • oci_execute
  • oci_free_statement