openssl_verify

署名を検証する

説明

intfalse openssl_verify(
    string $data,
    string $signature,
    OpenSSLAsymmetricKeyOpenSSLCertificatearraystring $public_key,
    stringint $algorithm = OPENSSL_ALGO_SHA1
)

openssl_verify は、 public_key が指す公開鍵を使用し、 指定した data に関して signature が正しいことを確認します。 署名が正しいと判定されるためには、 その公開鍵が署名の際に使用した秘密鍵に対応している必要があります。

パラメータ

data

署名を作成するときに使ったデータの文字列。

signature

生のバイナリ文字列。openssl_sign もしくはそれと同等の手段を使って生成したもの。

public_key

OpenSSLAsymmetricKey - openssl_get_publickey が返す鍵。

string - PEM フォーマットの鍵 (例: -----BEGIN PUBLIC KEY----- MIIBCgK... など)。

algorithm

int - いずれかの 署名アルゴリズム

string - openssl_get_md_methods が返す文字列 ("sha1WithRSAEncryption" や "sha512" など)。

戻り値

署名 (signature) が正しい場合に 1、正しくない場合に 0、 エラーの場合に -1 または false を返します。

変更履歴

バージョン 説明
8.0.0 public_key は、 OpenSSLAsymmetricKey または OpenSSLCertificate クラスのインスタンスを受け入れるようになりました。 これより前のバージョンでは、 OpenSSL key または OpenSSL X.509 型のリソースを受け入れていました。

例1 openssl_verify の例

<?php
// $data および $signature はデータおよび署名が含まれていると仮定

// 認証局から公開鍵を取得し、使用可能にする
$pubkeyid = openssl_pkey_get_public("file://src/openssl-0.9.6/demos/sign/cert.pem");

// 署名が正しいかどうかを確認
$ok = openssl_verify($data, $signature, $pubkeyid);
if ($ok == 1) {
    echo "正しいです";
} elseif ($ok == 0) {
    echo "正しくありません";
} else {
    echo "署名を確認する際にエラーが発生しました";
}
// メモリからキーを開放
openssl_free_key($pubkeyid);
?>

例2 openssl_verify の例

<?php
// 署名したいデータ
$data = 'my data';

// 新しい秘密鍵と公開鍵を作成
$private_key_res = openssl_pkey_new(array(
    "private_key_bits" => 2048,
    "private_key_type" => OPENSSL_KEYTYPE_RSA,
));
$details = openssl_pkey_get_details($private_key_res);
$public_key_res = openssl_pkey_get_public($details['key']);

// 署名を作成
openssl_sign($data, $signature, $private_key_res, "sha256WithRSAEncryption");

// 署名を検証
$ok = openssl_verify($data, $signature, $public_key_res, OPENSSL_ALGO_SHA256);
if ($ok == 1) {
    echo "valid";
} elseif ($ok == 0) {
    echo "invalid";
} else {
    echo "error: ".openssl_error_string();
}
?>

参考

  • openssl_sign