openssl_csr_sign
CSR に他の証明書(あるいは自分自身)で署名して証明書を作成する
説明
OpenSSLCertificatefalse openssl_csr_sign(
OpenSSLCertificateSigningRequeststring $csr
,
OpenSSLCertificatestringnull $ca_certificate
,
#[\SensitiveParameter]OpenSSLAsymmetricKeyOpenSSLCertificatearraystring $private_key
,
int $days
,
arraynull $options
= null
,
int $serial
= 0,
stringnull $serial_hex
= null
)
注意:
この関数を正しく動作させるには、正しい形式の
openssl.cnf をインストールしておく必要があります。
詳細な情報は、インストールについてのセクション
を参照ください。
パラメータ
-
csr
-
事前に openssl_csr_new で作成した CSR。
file://path/to/csr のように指定された PEM エンコードされた CSR へのパス、
あるいは openssl_csr_export で生成した文字列も使用可能です。
-
ca_certificate
-
作成された証明書は ca_certificate
で署名されます。
ca_certificate
が null
の場合は、自己署名の証明書となります。
-
private_key
-
private_key
は
ca_certificate
に対応する秘密鍵です。
-
days
-
days
は、作成された証明書の有効期限を日数で指定します。
-
options
-
options
で CSR の詳細設定が可能です。
options
についての詳細な情報は
openssl_csr_new を参照ください。
-
serial
-
発行される証明書のシリアル番号を、オプションで指定します。
省略した場合のデフォルトは 0 です。
戻り値
成功した場合に OpenSSLCertificate オブジェクト。
失敗した場合に false
を返します。
例
例1 openssl_csr_sign の例 -
CSR に署名する(あなた自身の CA を作成する)
<?php
// このスクリプトでは、前のページのテキストエリアから受け取った
// CSR を利用すると仮定します。
$csrdata = $_POST["CSR"];
// ここでは自己認証局の証明書を用いて署名要求に署名します。
// どんな証明書でも署名は可能ですが、署名に用いる証明書が
// 新たに署名される証明書を取り扱うであろうソフトウェアや
// ユーザーらに信頼されていない限り、その手続きは無意味です。
// 自己認証局証明書とその秘密鍵が必要です。
$cacert = "file://path/to/ca.crt";
$privkey = array("file://path/to/ca.key", "your_ca_key_passphrase");
$usercert = openssl_csr_sign($csrdata, $cacert, $privkey, 365, array('digest_alg'=>'sha256') );
// ユーザーがローカル設定(SSL サーバー用の証明書
// ファイルなど)にコピー&ペーストできるように
// 作成された証明書をそのまま表示します。
openssl_x509_export($usercert, $certout);
echo $certout;
// 発生したエラーをすべて表示します。
while (($e = openssl_error_string()) !== false) {
echo $e . "\n";
}
?>