ldap_connect

LDAP サーバーへ接続する

説明

LDAP\Connectionfalse ldap_connect(stringnull $uri = null)
警告

PHP 8.3.0 以降では、次の シグネチャは推奨されなくなりました。

LDAP\Connectionfalse ldap_connect(stringnull $host = null, int $port = 389)

LDAP\Connection クラスのインスタンスを作成し、指定した uri が妥当であるかどうかを調べます。

注意: 注意: この関数は、接続を確立するするわけでは ありません。 指定したパラメータが妥当であり、必要に応じて接続をオープンできるかどうかを調べるだけです。

パラメータ

uri

完全な LDAP URI を指定します。ldap://hostname:port 形式、あるいは SSL を用いる場合は ldaps://hostname:port 形式が使えます。

複数の LDAP URI を指定する場合は、間にスペースをはさんだひとつの文字列とします。

hostname:port 形式は LDAP URI としてサポートされないことに注意しましょう。 スキーマが抜けているからです。

host

接続するホスト名

port

接続するポート。

戻り値

LDAP URI が妥当であると思われる場合には LDAP\Connection クラスのインスタンスを返します。 これは単なる構文チェックであり、実際にサーバーに接続するわけではありません。 構文チェックに失敗した場合は false を返します。 失敗していない場合は、ldap_connect は常に LDAP\Connection クラスのインスタンスを返しますが、 実際には接続せずにパラメータの初期化だけを行います。 実際に接続するのは次に ldap_* 関数がコールされた際で、これは 通常は ldap_bind です。

引数が指定されない場合、既に開かれている接続を示す LDAP\Connection クラスのインスタンスを返します。

変更履歴

バージョン 説明
8.3.0 ldap_connect に、 hostnameport を別々に渡してコールすることは、推奨されなくなりました。
8.1.0 LDAP\Connection クラスのインスタンスを返すようになりました。 これより前のバージョンでは、 リソース を返していました。

例1 LDAP サーバーに接続する例

<?php

// LDAP 変数
$ldapuri = "ldap://ldap.example.com:389";  // ldap-uri

// LDAP に接続します
$ldapconn = ldap_connect($ldapuri)
          or die("That LDAP-URI was not parseable");

?>

例2 LDAP サーバーへのセキュアな接続の例

<?php

// サーバー証明書が証明するホストであることを
// 確認する
$ldaphost = "ldaps://ldap.example.com/";

// LDAP に接続します
$ldapconn = ldap_connect($ldaphost)
          or die("That LDAP-URI was not parseable");

?>

参考

  • ldap_bind