ini_get_all

すべての設定オプションを得る

説明

arrayfalse ini_get_all(stringnull $extension = null, bool $details = true)

すべての登録済み設定オプションを返します。

パラメータ

extension

オプションで指定する拡張モジュール名。 この値が null でない場合、 または 文字列 core を指定した場合、 その拡張モジュールに関するオプションのみを返します。

details

詳細な設定を取得するか、あるいは各設定の現在の値のみを取得するか。 デフォルトは true (詳細情報を取得する) です。

戻り値

ディレクティブ名をキーとする連想配列を返します。 extension が存在しない場合は、 false を返し、E_WARNING レベルの警告を発生させます。

detailstrue (デフォルト) の場合、 配列の値は、 global_value (php.iniで設定されている)、 local_value (おそらくini_setまたは .htaccessでセットされている)、access (アクセスレベル) を含む配列となります。

detailsfalse の場合、 配列の値はそのオプションの現在の値となります。

アクセスレベルの意味についてはマニュアルを参照ください。

注意:

ひとつのディレクティブに複数のアクセスレベルを設定することができます。 access がビットマスク値となっているのはそのためです。

例1 ini_get_all の例

<?php
print_r(ini_get_all("pcre"));
print_r(ini_get_all());
?>

上の例の出力は、 たとえば以下のようになります。

Array
(
    [pcre.backtrack_limit] => Array
        (
            [global_value] => 100000
            [local_value] => 100000
            [access] => 7
        )

    [pcre.recursion_limit] => Array
        (
            [global_value] => 100000
            [local_value] => 100000
            [access] => 7
        )

)
Array
(
    [allow_call_time_pass_reference] => Array
        (
            [global_value] => 0
            [local_value] => 0
            [access] => 6
        )

    [allow_url_fopen] => Array
        (
            [global_value] => 1
            [local_value] => 1
            [access] => 4
        )

    ...

)

例2 details を無効にする例

<?php
print_r(ini_get_all("pcre", false)); // PHP 5.3.0 で追加されました
print_r(ini_get_all(null, false)); // PHP 5.3.0 で追加されました
?>

上の例の出力は、 たとえば以下のようになります。

Array
(
    [pcre.backtrack_limit] => 100000
    [pcre.recursion_limit] => 100000
)
Array
(
    [allow_call_time_pass_reference] => 0
    [allow_url_fopen] => 1
    ...
)

注意

注意:

ini_get_all は、"配列" 形式の ini オプション (pdo.dsn.* など) を無視します。

参考