PDOStatement::nextRowset

複数の行セットを返す文ハンドラで次の行セットに移動する

説明

public bool PDOStatement::nextRowset()

いくつかのデータベースサーバーは、1つ以上の行セット (結果セットとしても知られる) を返すストアドプロシージャをサポートしています。 PDOStatement::nextRowSet により、2 番目以降の PDOStatement オブジェクトに関連する行セットにアクセスすることができます。 それぞれの行セットは、 前の行セットと異なるカラムセットを含むことができます。

パラメータ

この関数にはパラメータはありません。

戻り値

成功した場合に true を、失敗した場合に false を返します。

例1 ストアドプロシージャから複数の行セットをフェッチする

以下のサンプルは、3つの行セット (MULTIPLE_ROWSETS) を返すストアドプロシージャのコールの仕方を示しています。 PDOStatement::nextRowsetfalse を返し、 行セットが返されなくなったとき、 do-while ループ を終了させています。

<?php
$sql = 'CALL multiple_rowsets()';
$stmt = $conn->query($sql);
$i = 1;
do {
    $rowset = $stmt->fetchAll(PDO::FETCH_NUM);
    if ($rowset) {
        printResultSet($rowset, $i);
    }
    $i++;
} while ($stmt->nextRowset());

function printResultSet(&$rowset, $i) {
    print "Result set $i:\n";
    foreach ($rowset as $row) {
        foreach ($row as $col) {
            print $col . "\t";
        }
        print "\n";
    }
    print "\n";
}
?>

上の例の出力は以下となります。

Result set 1:
apple    red
banana   yellow

Result set 2:
orange   orange    150
banana   yellow    175

Result set 3:
lime     green
apple    red
banana   yellow

参考

  • PDOStatement::columnCount
  • PDOStatement::execute
  • PDOStatement::getColumnMeta
  • PDO::query