mysqli::$thread_id

mysqli_thread_id

現在の接続のスレッド ID を返す

説明

オブジェクト指向型

int$mysqli->thread_id;

手続き型

int mysqli_thread_id(mysqli $mysql)

mysqli_thread_id 関数は、現在の接続の スレッド ID を返します。この ID を使用すると、mysqli_kill 関数でセッションを切断することが可能です。接続が切断し mysqli_ping で再接続した場合は、スレッド ID は別のものになります。そのため、必要になったそのときにスレッド ID を取得するべきです。

注意:

スレッド ID は接続単位で割り当てられます。そのため、もし いったん切断した接続が再度確立された場合、新しいスレッド ID が割り当てられます。

実行中のクエリを停止するには、SQL コマンド KILL QUERY processid を使用します。

パラメータ

link

手続き型のみ: mysqli_connect あるいは mysqli_init が返す mysqliオブジェクト。

戻り値

現在の接続のスレッド ID を返します。

例1 $mysqli->thread_id の例

オブジェクト指向型

<?php
$mysqli = new mysqli("localhost", "my_user", "my_password", "world");

/* 接続状況をチェックします */
if (mysqli_connect_errno()) {
    printf("Connect failed: %s\n", mysqli_connect_error());
    exit();
}

/* スレッド ID を取得します */
$thread_id = $mysqli->thread_id;

/* 接続を切断します */
$mysqli->kill($thread_id);

/* これはエラーとなります */
if (!$mysqli->query("CREATE TABLE myCity LIKE City")) {
    printf("Error: %s\n", $mysqli->error);
    exit;
}

/* 接続を閉じます */
$mysqli->close();
?>

手続き型

<?php
$link = mysqli_connect("localhost", "my_user", "my_password", "world");

/* 接続状況をチェックします */
if (mysqli_connect_errno()) {
    printf("Connect failed: %s\n", mysqli_connect_error());
    exit();
}

/* スレッド ID を取得します */
$thread_id = mysqli_thread_id($link);

/* 接続を切断します */
mysqli_kill($link, $thread_id);

/* これはエラーとなります */
if (!mysqli_query($link, "CREATE TABLE myCity LIKE City")) {
    printf("Error: %s\n", mysqli_error($link));
    exit;
}

/* 接続を閉じます */
mysqli_close($link);
?>

上の例の出力は以下となります。

Error: MySQL server has gone away

参考

  • mysqli_kill