mysqli::options

mysqli_options

オプションを設定する

説明

オブジェクト指向型

public bool mysqli::options(int $option, stringint $value)

手続き型

bool mysqli_options(mysqli $mysql, int $option, stringint $value)

接続に関する追加オプションを設定し、 接続の振る舞いに影響を与えるために使用します。

この関数は、いくつかのオプションを設定して複数回コールされることがあります。

mysqli_options は、 mysqli_init がコールされた後、 mysqli_real_connect の前にコールしなければなりません。

パラメータ

link

手続き型のみ: mysqli_connect あるいは mysqli_init が返す mysqliオブジェクト。

option

指定するオプション。以下の値のいずれかです。

使用可能なオプション
名前 説明
MYSQLI_OPT_CONNECT_TIMEOUT 接続のタイムアウト秒数
MYSQLI_OPT_READ_TIMEOUT コマンドの実行結果が返ってくるまでのタイムアウト秒数。PHP 7.2.0 以降で利用可能です。
MYSQLI_OPT_LOCAL_INFILE LOAD LOCAL INFILE の使用可/不可。
MYSQLI_INIT_COMMAND MySQL サーバーへの接続後に実行するコマンド。
MYSQLI_SET_CHARSET_NAME 文字コードのデフォルト値
MYSQLI_READ_DEFAULT_FILE my.cnf の代わりに、指定した名前のファイルから 設定を読み込みます。 mysqlnd ではサポートされていません。
MYSQLI_READ_DEFAULT_GROUP my.cnf の指定した名前のグループ、あるいは MYSQL_READ_DEFAULT_FILE で指定したファイルから 設定を読み込みます。 mysqlnd ではサポートされていません。
MYSQLI_SERVER_PUBLIC_KEY RSA 公開鍵ファイル。SHA-256 ベースの認証で使います。 PHP 5.5.0 以降で利用可能です。
MYSQLI_OPT_NET_CMD_BUFFER_SIZE 内部のコマンド/ネットワークバッファのサイズ。 mysqlnd でのみ有効です。
MYSQLI_OPT_NET_READ_BUFFER_SIZE MySQL コマンドパケットのボディを読み込むときの、読み込みチャンクの最大バイト数。 mysqlnd でのみ有効です。
MYSQLI_OPT_INT_AND_FLOAT_NATIVE プリペアドステートメントを使わない場合に、 integer 型と float 型のカラムを PHP の数値に変換します。 mysqlnd でのみ有効です。
MYSQLI_OPT_SSL_VERIFY_SERVER_CERT サーバーの証明書を検証するかしないかを指定します。

value

オプションに設定する値。

戻り値

成功した場合に true を、失敗した場合に false を返します。

エラー / 例外

mysqli のエラー報告 (MYSQLI_REPORT_ERROR) が有効になっており、かつ要求された操作が失敗した場合は、警告が発生します。さらに、エラー報告のモードが MYSQLI_REPORT_STRICT に設定されていた場合は、mysqli_sql_exception が代わりにスローされます。

mysqli_real_connect を参照ください。

注意

注意:

MySQLnd は常に、サーバーのデフォルト文字セットを想定しています。この文字セットは接続時の ハンドシェイク/認証 のときに送信され、これを mysqlnd が使います。

Libmysqlclient が使うデフォルトの文字セットは my.cnf で設定したものです。あるいは明示的に mysqli_options をコールして設定することもできます。 これは、mysqli_init のあとで mysqli_real_connect を実行する前にコールします。

参考

  • mysqli_init
  • mysqli_real_connect