xml_parser_set_option

XML パーサのオプションを設定する

説明

bool xml_parser_set_option(XMLParser $parser, int $option, stringintbool $value)

XML パーサのオプションを設定します。

パラメータ

parser

オプションを設定する XML パーサへのリファレンス。

option

設定するオプション。以下を参照ください。

次のオプションが利用可能です。

XML パーサオプション
オプション定数 データ型 説明
XML_OPTION_CASE_FOLDING bool XMLパーサの大文字変換 を有効にするかどうかを制御する。デフォルトで有効。
XML_OPTION_PARSE_HUGE bool 10 MB を超えるドキュメントの解析を許可する。 この設定は DoS 攻撃に繋がる可能性があるため、 ドキュメントサイズに制限を設けている場合にのみ有効にすべきです。 libxml2 を使用している場合のみ利用可能です。
XML_OPTION_SKIP_TAGSTART integer タグ名の最初の何文字を読み飛ばすかどうかを設定する。
XML_OPTION_SKIP_WHITE bool 空白文字からなる値を読み飛ばすかどうかを設定する。
XML_OPTION_TARGET_ENCODING string XML パーサについてどの ターゲット エンコーディング を使用するかを設定する。デフォルトでは、 xml_parser_create により使用されたソース エンコーディングと同じエンコーディングが設定されます。 サポートされるターゲットエンコーディングは、 ISO-8859-1, US-ASCII, UTF-8 です。

value

そのオプションの新しい設定値。

戻り値

成功した場合に true を返します。 失敗した場合、false を返します。

エラー / 例外

無効な値を option に渡すと、ValueError がスローされます。

PHP 8.0.0 より前のバージョンでは、 無効な値を option に渡すと E_WARNING が発生し、false を返していました。

変更履歴

バージョン 説明
8.4.0 XML_OPTION_PARSE_HUGE が追加されました。
8.3.0 value パラメータは、 boolean の値を受け入れるようになりました。 XML_OPTION_CASE_FOLDINGXML_OPTION_SKIP_WHITE が boolean の値を受け入れるようになっています。
8.0.0 引数 parser は、 XMLParser インスタンスを期待するようになりました。 これより前のバージョンでは、有効な xml resource が期待されていました。
8.0.0 option が無効な値の場合、 ValueError がスローされるようになりました。