stream_socket_recvfrom

接続されているかどうかにかかわらず、ソケットからのデータを受信する

説明

stringfalse stream_socket_recvfrom(
    resource $socket,
    int $length,
    int $flags = 0,
    stringnull &$address = null
)

stream_socket_recvfrom は、 リモートソケットから最大 length バイトのデータを 受け取ります。

パラメータ

socket

リモートソケット。

length

socket から受信するバイト数。

flags

flags は以下の値の組み合わせです。

flags でとりうる値
STREAM_OOB OOB (out-of-band) データを処理します。
STREAM_PEEK ソケットからデータを取得しますが、バッファを消費しません。 fread あるいは stream_socket_recvfrom を続けてコールした 際には、同じデータが読み込まれます。

address

address が指定された場合、 そこにはリモートソケットのアドレスが保存されます。

戻り値

読み込んだデータを文字列で返します。 失敗した場合に false を返します

例1 stream_socket_recvfrom の例

<?php
/* localhost のポート 1234 へのサーバーソケットをオープンします */
$server = stream_socket_server('tcp://127.0.0.1:1234');

/* 接続を受け付けます */
$socket = stream_socket_accept($server);

/* OOB データのパケットを取得します(1500 は典型的な MTU のサイズです) */
echo "Received Out-Of-Band: '" . stream_socket_recvfrom($socket, 1500, STREAM_OOB) . "'\n";

/* 通常の帯域内のデータを読み込みますが、バッファを消費しません */
echo "Data: '" . stream_socket_recvfrom($socket, 1500, STREAM_PEEK) . "'\n";

/* 同じパケットをもう一度読み込みます。今度はバッファからそれを削除します */
echo "Data: '" . stream_socket_recvfrom($socket, 1500) . "'\n";

/* ソケットを閉じます */
fclose($socket);
fclose($server);
?>

注意

注意:

受信したメッセージが length パラメータより 長かった場合、ソケットの型によっては(例えば UDP など)超過分の バイトデータが捨てられてしまう可能性があります。

注意:

バッファベースのストリーム関数 (fread あるいは stream_get_line など) をコールした後に ソケットベースのストリームで stream_socket_recvfrom をコールすると、ストリームバッファを経由せず、データをソケットから 直接読み込みます。

参考

  • stream_socket_sendto
  • stream_socket_client
  • stream_socket_server