ArrayObject::uksort

ユーザー定義の比較関数を使って、キーでエントリをソートする

説明

public true ArrayObject::uksort(callable $callback)

この関数は、ユーザー定義の比較関数を使ってキーでエントリをソートします。 キーとそれに対応する値の関連は保持されたままとなります。

注意:

比較結果が等しくなる二つの要素があった場合、それらの並び順は保持されます。PHP 8.0.0 より前のバージョンでは、ソートした配列におけるそれらの並び順は不定でした。

パラメータ

callback

比較関数は、最初の引数と二番目の引数の比較結果を返します。最初の引数のほうが二番目の引数より大きい場合は正の整数を、二番目の引数と等しい場合はゼロを、そして二番目の引数より小さい場合は負の整数を返す必要があります。

int callback(mixed $a, mixed $b)
警告

float のような 非整数 を比較関数が返すと、その返り値を内部的に int にキャストして使います。 つまり、0.990.1 といった値は整数値 0 にキャストされ、 値が等しいとみなされます。

戻り値

常に true を返します。

変更履歴

バージョン 説明
8.2.0 戻り値の型が、true になりました。これより前のバージョンでは、bool でした。

例1 ArrayObject::uksort の例

<?php
function cmp($a, $b) {
    $a = preg_replace('@^(a|an|the) @', '', $a);
    $b = preg_replace('@^(a|an|the) @', '', $b);
    return strcasecmp($a, $b);
}

$array = array("John" => 1, "the Earth" => 2, "an apple" => 3, "a banana" => 4);
$arrayObject = new ArrayObject($array);
$arrayObject->uksort('cmp');

foreach ($arrayObject as $key => $value) {
    echo "$key: $value\n";
}
?>

上の例の出力は以下となります。

an apple: 3
a banana: 4
the Earth: 2
John: 1

参考

  • ArrayObject::asort
  • ArrayObject::ksort
  • ArrayObject::natsort
  • ArrayObject::natcasesort
  • ArrayObject::uasort
  • uksort