PHP マニュアル: 値でエントリをソートする

説明

public true ArrayObject::asort(int $flags = SORT_REGULAR)

エントリを昇順にソートします。キーとそれに対応する値の関連は保持されたままとなります。

これは主に、連想配列など実際の要素の並びが重要となる場合のソートで使います。

パラメータ

flags

オプションの第二引数 flags によりソートの動作を修正可能です。使える値は下記の通りです:

ソートタイプのフラグ:

SORT_REGULAR - 通常通りに項目を比較します。詳細は比較演算子で説明されています。
SORT_NUMERIC - 数値として項目を比較します。
SORT_STRING - 文字列として項目を比較します。
SORT_LOCALE_STRING - 現在のロケールに基づいて、文字列として項目を比較します。比較に使うロケールは、setlocale 関数で変更できます。
SORT_NATURAL - 要素の比較を文字列として行い、 natsort と同様の「自然順」で比較します。
SORT_FLAG_CASE - SORT_STRING や SORT_NATURAL と (ビットORで) 組み合わせて使い、文字列のソートで大文字小文字を区別しないようにします。

戻り値

常に true を返します。

変更履歴

バージョン	説明
8.2.0	戻り値の型が、`true` になりました。これより前のバージョンでは、bool でした。

例

例1 ArrayObject::asort の例

<?php
$fruits = array("d" => "lemon", "a" => "orange", "b" => "banana", "c" => "apple");
$fruitArrayObject = new ArrayObject($fruits);
$fruitArrayObject->asort();

foreach ($fruitArrayObject as $key => $val) {
    echo "$key = $val\n";
}
?>

上の例の出力は以下となります。

c = apple
b = banana
d = lemon
a = orange

フルーツがアルファベット順で並べ替えられ、各エントリに対応するキーもそれにあわせて並べ替えられます。

参考

ArrayObject::ksort
ArrayObject::natsort
ArrayObject::natcasesort
ArrayObject::uasort
ArrayObject::uksort
asort