tidy::__construct

新しい tidy オブジェクトを作成する

説明

public tidy::__construct(
    stringnull $filename = null,
    arraystringnull $config = null,
    stringnull $encoding = null,
    bool $useIncludePath = false
)

新しい tidy オブジェクトを作成します。

パラメータ

filename

もし filename パラメータが与えられた場合、 この関数はファイルを読み込み、tidy_parse_file のように実行してファイルに基づいたオブジェクトを初期化します。

config

config には配列あるいは文字列を渡します。 文字列を渡した場合は設定ファイルの名前、 それ以外の場合は設定そのものとして解釈されます。

オプションについての説明は » http://api.html-tidy.org/#quick-reference を参照ください。

encoding

encoding は入出力ドキュメントのエンコーディングを設定します。 指定できるエンコーディング名は asciilatin0latin1rawutf8iso2022macwin1252ibm858utf16utf16leutf16bebig5 および shiftjis です。

useIncludePath

include_path からファイルを探します。

エラー / 例外

コンストラクタの宣言に失敗した時に例外をスローします。 (例 ファイルを開けなかった場合)

変更履歴

バージョン 説明
8.4.0 コンストラクタの実行に失敗した場合、使用できないオブジェクトを黙って作るのではなく、例外をスローするようになりました。
8.0.0 filename, config, encoding, useIncludePath は、nullable になりました。

例1 tidy::__construct の例

<?php

$html = <<< HTML

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Strict//EN"
"http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-strict.dtd">

<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="en" lang="en">
<head><title>title</title></head>
<body>
<p>paragraph <bt />
text</p>
</body></html>

HTML;

$tidy = new tidy();
$tidy->ParseString($html);

$tidy->cleanRepair();

if ($tidy->errorBuffer) {
    echo "The following errors were detected:\n";
    echo $tidy->errorBuffer;
}

?>

上の例の出力は以下となります。

The following errors were detected:
line 8 column 14 - Error: <bt> is not recognized!
line 8 column 14 - Warning: discarding unexpected <bt>

参考

  • tidy::parseFile
  • tidy::parseString