論理演算子

論理演算子
名前 結果
$a and $b 論理積 $a および $b が共に true の場合に true
$a or $b 論理和 $a または $b のどちらかが true の場合に true
$a xor $b 排他的論理和 $a または $b のどちらかが true でかつ両方とも true でない場合に true
! $a 否定 $atrue でない場合 true
$a && $b 論理積 $a および $b が共に true の場合に true
$a || $b 論理和 $a または $b のどちらかが true の場合に true

"and" および "or" 演算子が 2 種類あるのは、演算が行われる際の優先順位が 異なっているためです (演算子の優先順位 を参照ください)。

例1 論理演算子についての説明

<?php

// --------------------
// foo() は決してコールされることはありません。これらの演算子は短絡評価を行うからです。

$a = (false && foo());
$b = (true  || foo());
$c = (false and foo());
$d = (true  or  foo());

// --------------------
// "||" の優先順位は "or" より高くなります

// $e に代入されるのは、(false || true) の評価結果です
// これは、次の式と同様です: ($e = (false || true))
$e = false || true;

// $f に false を代入してから "or" 演算子を評価します
// これは、次の式と同様です: (($f = false) or true)
$f = false or true;

var_dump($e, $f);

// --------------------
// "&&" の優先順位は "and" より高くなります

// $g に代入されるのは、(true && false) の評価結果です
// これは、次の式と同様です: ($g = (true && false))
$g = true && false;

// $h に true を代入してから "and" 演算子を評価します
// これは、次の式と同様です: (($h = true) and false)
$h = true and false;

var_dump($g, $h);
?>

上の例の出力は、 たとえば以下のようになります。

bool(true)
bool(false)
bool(false)
bool(true)