snmp2_set

SNMP オブジェクトの値を設定する

説明

bool snmp2_set(
    string $hostname,
    string $community,
    arraystring $object_id,
    arraystring $type,
    arraystring $value,
    int $timeout = -1,
    int $retries = -1
)

snmp2_set は、 object_id で指定した SNMP オブジェクトの値を設定します。

パラメータ

hostname

SNMP エージェント (サーバー) のホスト名。

community

ライトコミュニティ。

object_id

SNMP オブジェクト ID。

type

MIB は、オブジェクトIDごとのタイプを定義します。 これは、以下の一覧から指定される一文字でなければなりません。

types
=MIBから取得するタイプ
iINTEGER
uINTEGER
sSTRING
xHEX STRING
dDECIMAL STRING
nNULLOBJ
oOBJID
tTIMETICKS
aIPADDRESS
bBITS

SNMP ライブラリをコンパイルする際、 OPAQUE_SPECIAL_TYPES が定義されていた場合、 以下も正しい値になります:

types
Uunsigned int64
Isigned int64
Ffloat
Ddouble

これらの大半は、対応する ASN.1 の型を使います。's', 'x', 'd' および 'b' はどれも OCTET STRING を異なる方法で表したものであり、'u' も Gauge32 値を扱うためのものです。

MIB ファイルが "snmp_read_mib" や libsnmp の設定で MIB ツリーに読み込まれている場合は、 type に '=' を使うことができます。 これはすべてのオブジェクト ID を表し、型は自動的に MIB から読み込みます。

"SYNTAX BITS {telnet(0), ftp(1), http(2), icmp(3), snmp(4), ssh(5), https(6)}" のような BITS 型の値変数を設定する方法は二通りあることに注意しましょう。

  • 型として "b" を使い、ビット番号の一覧を指定する。この方法はおすすめしません。 同じ OID に対して GET クエリを実行しても 0xF8 などを返すからです。
  • Using type "x" and a hex number but without(!) the usual "0x" prefix. 型として "x" を使い、通常のプレフィックス "0x" をつけずに(!) 16 進数を指定する。

詳細は、サンプルを参照ください。

value

新しい値。

timeout

最初のタイムアウトまでのマイクロ秒数。

retries

タイムアウト発生時の再試行回数。

戻り値

成功した場合に true を、失敗した場合に false を返します。

SNMP ホストがデータ型を却下すると、"Warning: Error in packet. Reason: (badValue) The value given has the wrong type or length." のような’ E_WARNING メッセージが表示されます。未知の OID あるいは無効な OID を指定した場合は、おそらく "Could not add variable" のような警告となります。

例1 snmp2_set の使用法

<?php
  snmp2_set("localhost", "public", "IF-MIB::ifAlias.3", "s", "foo");
?>

例2 BITS SNMP オブジェクト ID を設定した snmp2_set の使用法

<?php
  snmp2_set("localhost", "public", 'FOO-MIB::bar.42', 'b', '0 1 2 3 4');
// あるいは
  snmp2_set("localhost", "public", 'FOO-MIB::bar.42', 'x', 'F0');
?>

参考

  • snmp2_get