session_cache_limiter
現在のキャッシュリミッタを取得または設定する
説明
stringfalse session_cache_limiter(stringnull $value
= null
)
キャッシュリミッタは、クライアントに送信されるキャッシュ制御用の
HTTPヘッダを制御します。これらのヘッダは、ページの内容をクライアントやプロキシがキャッシュ
する規則を定義します。例えば、キャッシュリミッタを
nocache
に設定した場合、クライアント/プロキシのキャッ
シュは無効になります。しかし、public
の場合は、
キャッシュを許可します。private
と設定すること
も可能で、この場合、プロキシがキャッシュすることは許可しませんが
クライアントがキャッシュすることは許可されます。
private
モードにおいて、Expireヘッダがクライア
ントに送信されます。これは、Mozilla
のようないくつかのブラウザを混乱させます。これを避けるには、
private_no_expire
モードを使用してください。
このモードでは、Expire
ヘッダはクライアントに送信されません。
キャッシュリミッタを ''
にすると、
キャッシュヘッダの自動送信を完全に無効化します。
キャッシュリミッタは、リクエスト開始時に
session.cache_limiter
に保存されたデフォルト値
にリセットされます。つまり、各リクエスト毎に(アウトプットバッファ
が無効な場合は、session_startがコールされる
前に) session_cache_limiterをコールする必要
があります。
パラメータ
-
value
-
value
が指定され、null
でない場合、
現在のキャッシュリミッタは新しい値に変更されます。
取り得る値
値 |
送信されるヘッダ |
public |
|
private_no_expire |
|
private |
|
nocache |
|
戻り値
現在のキャッシュリミッタの名前を返します。
値の変更に失敗した場合は、false
を返します。
例
例1 session_cache_limiter の例
<?php
/* キャッシュリミッタを'private'に設定する */
session_cache_limiter('private');
$cache_limiter = session_cache_limiter();
echo "The cache limiter is now set to $cache_limiter<br />";
?>