DateInterval クラス

はじめに

日付の間隔をあらわします。

格納方式は、固定値 (年、月、日、時など) あるいは相対時刻 (DateTimeImmutableDateTime のコンストラクタがサポートしている書式) となります。

さらに厳密に言うと、 DateInterval オブジェクトが保持している情報は、 ある date/time オブジェクトから別の date/time オブジェクトに情報を移す手順です。 この過程は必ずしも可逆ではありません。

DateInterval オブジェクトを生成する一般的なやり方は、 2つの date/time オブジェクトの差分を DateTimeInterface::diff 経由で計算することです。

日付の間隔を比較する良い方法は定義されていません。 よって、DateInterval のインスタンスは 比較できません

クラス概要

DateInterval
/* プロパティ */
public int $y;
public int $m;
public int $d;
public int $h;
public int $i;
public int $s;
public float $f;
public int $invert;
public mixed $days;
public bool $from_string;
public string $date_string;
/* メソッド */
public __construct(string $duration)
public static DateIntervalfalse createFromDateString(string $datetime)
public string format(string $format)

プロパティ

警告

以下に示すプロパティが使えるかどうかは、 PHP のバージョンに依存します。 そして、readonly と見なすべきです。

y

年。

m

月。

d

日。

h

時間。

i

分。

s

秒。

f

マイクロ秒。1秒の100万分の1です。

invert

間隔が負の数になっている場合は 1、そうでない場合は 0DateInterval::format を参照ください。

days

DateTimeImmutable::diffDateTime::diff で作られた DateInterval オブジェクトの場合は、開始日と終了日の間の(丸一日、つまり0時から24時までの一日全体という意味での)日の数。 それ以外の場合は daysfalse となります。

from_string

DateInterval::createFromDateString で作られた DateInterval オブジェクトの場合は、 このプロパティの値は true になり、 date_string の値が収集されます。 そうでない場合、この値は false になり、 y, f, invert, days の値が収集されます。

date_string

DateInterval::createFromDateString の引数として使われる文字列。

変更履歴

バージョン 説明
8.2.0 DateInterval::createFromDateString で作られた DateInterval のインスタンスのために、 プロパティ from_stringdate_string が追加されました。
8.2.0 プロパティ y から f, invert, days のみがアクセス可能になりました。
7.4.0 DateInterval インスタンスは、 比較できなくなりました。 これより前のバージョンでは、 全ての DateInterval のインスタンスが等しいとみなされていました。
7.1.0 f プロパティが追加されました

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