reset

配列の内部ポインタを先頭の要素にセットする

説明

mixed reset(arrayobject &$array)

reset は、array の内部ポインタの先頭の要素に戻し、配列の最初の要素の値を返します。

パラメータ

array

入力の配列。

戻り値

配列の最初の要素の値を返します。 配列が空の場合 false を返します。

警告

この関数は論理値 false を返す可能性がありますが、false として評価される値を返す可能性もあります。 詳細については 論理値の セクションを参照してください。この関数の返り値を調べるには ===演算子 を 使用してください。

変更履歴

バージョン 説明
8.1.0 この関数を object に対してコールすることは、推奨されなくなりました。 object に対して最初に get_mangled_object_vars を使って配列に変換するか、ArrayIterator のような Iterator を実装したクラスのメソッドを使ってください。
7.4.0 SPL クラスのインスタンスは、プロパティを持たない空のオブジェクトのように扱われるようになりました。これより前のバージョンでは、この関数と同じ名前の Iterator のメソッドをコールしていました。

例1 reset の例

<?php

$array 
= array('step one''step two''step three''step four');

// デフォルトでは、ポインタは先頭要素を指しています
echo current($array) . "<br />\n"// "step one"

// 次の2ステップをとばします
next($array);
next($array);
echo 
current($array) . "<br />\n"// "step three"

// ポインタをリセットし、再度ステップ1開始します
reset($array);
echo 
current($array) . "<br />\n"// "step one"

?>

注意

注意: 空の配列に対してこの関数を実行した場合の戻り値は、 配列の先頭要素に bool false がある配列に対して 実行した場合の戻り値と区別できません。 配列の先頭に false が含まれている可能性がある値を適切にチェックするには、 まず最初に 配列の count をチェックするか、 reset を呼び出した後に、 要素の keynull でないことを確かめるようにしてください。

参考

  • current
  • each
  • end
  • next
  • prev
  • array_key_first