PHP マニュアル: 追加された添字の確認も含めて配列の共通項を確認する

説明

array array_intersect_assoc(array $array, array ...$arrays)

array_intersect_assoc は、全ての引数に現れる array の全ての値を含む配列を返します。 array_intersect と異なり、キーも比較に使用されることに注意してください。

パラメータ

array: 値を調べるもととなる配列。
arrays: 値を比較する対象となる配列。

戻り値

array の値のうち、すべての引数に存在するものを含む連想配列を返します。

変更履歴

バージョン	説明
8.0.0	この関数は、引数をひとつだけ渡しても呼び出せるようになりました。これより前のバージョンでは、少なくともふたつの引数が必須でした。

例

例1 array_intersect_assoc の例


<?php
$array1 = array("a" => "green", "b" => "brown", "c" => "blue", "red");
$array2 = array("a" => "green", "b" => "yellow", "blue", "red");
$result_array = array_intersect_assoc($array1, $array2);
print_r($result_array);
?>

上の例の出力は以下となります。

Array
(
    [a] => green
)

上の例で、"a" => "green" の組のみが両方の配列に現れており、よって配列として返されていることがわかります。値 "red" は返されません。これは、 $array1 においてはそのキーが 0 であり、一方、$array2 においてはキーが 1 であるためです。また、キー "b" は返されません。これは、その値がそれぞれの配列で異なるためです。

key => value の組からの二つの値は、 (string) $elem1 === (string) $elem2 が成り立つ場合にのみ等しいと見なされます。言い替えると、厳密なチェックが行われるため、文字列表現が同じである必要があります。

参考

array_intersect
array_uintersect_assoc
array_intersect_uassoc
array_uintersect_uassoc
array_diff
array_diff_assoc