mysqli_result::fetch_array

mysqli_fetch_array

結果セットの次の行を連想配列・数値添字配列あるいはその両方の形式で取得する

説明

オブジェクト指向型

public arraynullfalse mysqli_result::fetch_array(int $mode = MYSQLI_BOTH)

手続き型

arraynullfalse mysqli_fetch_array(mysqli_result $result, int $mode = MYSQLI_BOTH)

結果セットから1行取得し、それを配列として返します。 値を取得した後は、この関数をコールするたびに結果セットの次の行の値を返します 結果セットに対して行がなければ、null を返します。

データを数値添字の 配列に格納することに加えて、この関数は 結果セットのフィールド名をキーとする連想配列にもデータを格納できます。

もし2つ以上のカラムが同じ名前であった場合は、最後に現れた カラムが優先され、以前のあらゆるデータを上書きします。同名の複数のカラムに アクセスする場合、数値添字版の行データを使用しなければなりません。

注意: この関数により返されるフィー ルド名は 大文字小文字を区別 します。

注意: この関数は、 NULL フィールドに PHPの null 値を設定します。

パラメータ

result

手続き型のみ: mysqli_querymysqli_store_resultmysqli_use_resultmysqli_stmt_get_result が返す mysqli_result オブジェクト。

mode

このオプションは、 結果の行データから返す配列の型を指定します。ここで指定可能な値は 定数 MYSQLI_ASSOCMYSQLI_NUM あるいは MYSQLI_BOTH. のいずれかです。

MYSQLI_ASSOC 定数を指定すると、この関数は mysqli_fetch_assoc と同じ結果を返します。一方 MYSQLI_NUM を指定すると、mysqli_fetch_row 関数と同じ結果となります。最後の MYSQLI_BOTH を指定すると、 ひとつの配列にこれら両方の属性を含めます。

戻り値

取得した行を表す値の配列を返します。結果セットにもう行がない場合には null を返します。失敗した場合に false を返します

例1 mysqli_result::fetch_array の例

オブジェクト指向型

<?php

mysqli_report(MYSQLI_REPORT_ERROR | MYSQLI_REPORT_STRICT);
$mysqli = new mysqli("localhost", "my_user", "my_password", "world");

$query = "SELECT Name, CountryCode FROM City ORDER BY ID LIMIT 3";
$result = $mysqli->query($query);

/* 数値添字配列 */
$row = $result->fetch_array(MYSQLI_NUM);
printf("%s (%s)\n", $row[0], $row[1]);

/* 連想配列 */
$row = $result->fetch_array(MYSQLI_ASSOC);
printf("%s (%s)\n", $row["Name"], $row["CountryCode"]);

/* 連想配列および数値添字配列 */
$row = $result->fetch_array(MYSQLI_BOTH);
printf("%s (%s)\n", $row[0], $row["CountryCode"]);

手続き型

<?php

mysqli_report(MYSQLI_REPORT_ERROR | MYSQLI_REPORT_STRICT);
$mysqli = mysqli_connect("localhost", "my_user", "my_password", "world");

$query = "SELECT Name, CountryCode FROM City ORDER by ID LIMIT 3";
$result = mysqli_query($mysqli, $query);

/* 数値添字配列 */
$row = mysqli_fetch_array($result, MYSQLI_NUM);
printf("%s (%s)\n", $row[0], $row[1]);

/* 連想配列 */
$row = mysqli_fetch_array($result, MYSQLI_ASSOC);
printf("%s (%s)\n", $row["Name"], $row["CountryCode"]);

/* 連想配列および数値添字配列 */
$row = mysqli_fetch_array($result, MYSQLI_BOTH);
printf("%s (%s)\n", $row[0], $row["CountryCode"]);

上の例の出力は、 たとえば以下のようになります。

Kabul (AFG)
Qandahar (AFG)
Herat (AFG)

参考

  • mysqli_fetch_assoc
  • mysqli_fetch_column
  • mysqli_fetch_row
  • mysqli_fetch_object
  • mysqli_query
  • mysqli_data_seek