戻り値

オプションの return 文により値を返すことができます。 配列やオブジェクトを含むあらゆる型を返すことができます。 これにより、関数の実行を任意の箇所で終了し、その関数を呼び出した 箇所に制御を戻すことが出来ます。詳細に関しては return を参照ください。

注意:

return を省略した場合は null を返します。

return の使いかた

例1 return の使用法

<?php
function square($num)
{
    return $num * $num;
}
echo square(4);   //  '16'を出力
?>

関数は複数の値を返すことは出来ませんが、 配列を返すことで似たような結果を得ることができます。

例2 複数の値を得るために配列を返す例

<?php
function small_numbers()
{
    return [0, 1, 2];
}
// 配列を展開させると、配列のそれぞれのメンバが個別に得られます。
[$zero, $one, $two] = small_numbers();

// PHP 7.1.0 より前のバージョンで上と同じことをするには、
// 言語構造 list を使うしかありません。
list($zero, $one, $two) = small_numbers();

?>

関数からリファレンスを返すためには、 関数宣言と戻り値を代入する変数に対して、 リファレンス演算子 & を使います:

例3 関数からリファレンスを返す

<?php
function &returns_reference()
{
    return $someref;
}

$newref =& returns_reference();
?>

リファレンスに関する詳細は、リファレンスの説明 を参照ください。