説明
arrayfalse preg_split(
string $pattern
,
string $subject
,
int $limit
= -1,
int $flags
= 0
)
パラメータ
-
pattern
-
検索するパターンを表す文字列。
-
subject
-
入力文字列。
-
limit
-
これを指定した場合、最大
limit
個の部分文字列を返します。
残りの文字列は、最後の部分文字列に含めて返されます。
limit
が -1 あるいは 0 の場合は「制限が無い」ことを意味します。
-
flags
-
flags
は、次のフラグを組み合わせたものとする
(ビット和演算子 |
で組み合わせる)ことが可能です。
-
PREG_SPLIT_NO_EMPTY
-
このフラグを設定すると、空文字列でないものだけが
preg_split により返されます。
-
PREG_SPLIT_DELIM_CAPTURE
-
このフラグを設定すると、文字列分割用のパターン中の
カッコによるサブパターンでキャプチャされた値も同時に返されます。
-
PREG_SPLIT_OFFSET_CAPTURE
-
このフラグを設定した場合、各マッチに対応する文字列のオフセットも返されます。
これにより、戻り値は配列となり、配列の要素 0
はマッチした文字列、 要素 1
は subject
におけるマッチした文字列のオフセット値となることに
注意してください。
戻り値
pattern
にマッチした境界で分割した
subject
の部分文字列の配列を返します。失敗した場合に false
を返します。
エラー / 例外
渡された正規表現のパターンがコンパイルできない場合、E_WARNING
が発生します。
例
例1 preg_split の例 : 検索文字列のある部分を取得
<?php
// カンマまたは " ", \r, \t, \n , \f などの空白文字で句を分割する。
$keywords = preg_split("/[\s,]+/", "hypertext language, programming");
print_r($keywords);
?>
Array
(
[0] => hypertext
[1] => language
[2] => programming
)
例2 文字列を文字要素に分割
<?php
$str = 'string';
$chars = preg_split('//', $str, -1, PREG_SPLIT_NO_EMPTY);
print_r($chars);
?>
Array
(
[0] => s
[1] => t
[2] => r
[3] => i
[4] => n
[5] => g
)
例3 文字列をマッチするものとそのオフセットに分割
<?php
$str = 'hypertext language programming';
$chars = preg_split('/ /', $str, -1, PREG_SPLIT_OFFSET_CAPTURE);
print_r($chars);
?>
Array
(
[0] => Array
(
[0] => hypertext
[1] => 0
)
[1] => Array
(
[0] => language
[1] => 10
)
[2] => Array
(
[0] => programming
[1] => 19
)
)
注意
ヒント
正規表現の威力を必要としないのなら、より高速な
(機能はシンプルですが) 代替関数として
explode あるいは str_split
のような選択肢があります。
ヒント
マッチングに失敗した場合は、要素が一つだけの配列を返します。その要素の内容は、入力文字列そのままになります。
参考
- PCRE のパターン
- preg_quote
- implode
- preg_match
- preg_match_all
- preg_replace
- preg_last_error