output_add_rewrite_var

URL リライタの値を追加する

説明

bool output_add_rewrite_var(string $name, string $value)

この関数は、'URL-Rewriter' 出力バッファハンドラをアクティブでない場合に開始します。 その上で、namevalue パラメータを保存し、バッファがフラッシュされた際には URL とフォームをini設定に基づいて書き換えます。 後にこの関数をコールした場合は、ハンドラがオフになるまで name/value のペアをすべて保存します。

(ob_flush, ob_end_flush, ob_get_flush がコールされたり、 スクリプトが終了する際) 出力バッファがフラッシュされると、 'URL-Rewriter' ハンドラが name/value のペアを HTML タグの属性にある URL のクエリパラメータに追加します。 そして url_rewriter.tagsurl_rewriter.hosts 設定ディレクティブの値に基づいて hidden フィールドをの値をフォームに追加します。

'URL-Rewriter' のハンドラに追加された name/value ペアは、たとえ URL のクエリパラメータが重複したり、 同じ名前の属性をもつ要素が発生したとしても、 それぞれが URL やフォームに追加されます。

注意: 'URL-Rewriter' ハンドラがオフにされると、 再び値を保存することはできません。

パラメータ

name

変数名。

value

変数の値。

戻り値

成功した場合に true を、失敗した場合に false を返します。

変更履歴

バージョン 説明
7.1.0 PHP 7.1.0 以降では、専用の出力バッファを用いるようになりました。 url_rewriter.tags はただ関数の出力にだけ使われるようになり、 url_rewriter.hosts が追加されました。 PHP 7.1.0 より前のバージョンでは、 output_add_rewrite_var で設定したリライト変数は、 透過的セッションID出力バッファと同じ出力バッファを共有していました。 (session.trans_sid_tags を参照ください)

例1 output_add_rewrite_var の例

<?php
ini_set('url_rewriter.tags', 'a=href,form=');

output_add_rewrite_var('var', 'value');

// リンク
echo '<a href="file.php">link</a>
<a href="http://example.com">link2</a>';

// フォーム
echo '<form action="script.php" method="post">
<input type="text" name="var2" />
</form>';

print_r(ob_list_handlers());
?>

上の例の出力は以下となります。

<a href="file.php?var=value">link</a>
<a href="http://example.com">link2</a>

<form action="script.php" method="post">
<input type="hidden" name="var" value="value" />
<input type="text" name="var2" />
</form>

Array
(
    [0] => URL-Rewriter
)

参考