getSession

MySQL サーバーに接続する

説明

mysql_xdevapi\Session mysql_xdevapi\getSession(string $uri)

MySQL サーバーに接続します。

パラメータ

uri

mysqlx://user:password@host のような、MySQL サーバーへのURI。

URI のフォーマットは下記のとおりです:

scheme://[user[:[password]]@]target[:port][?attribute1=value1&attribute2=value2...

  • scheme は必須です。接続プロトコルです

    mysql_xdevapi では、常に 'mysqlx' です(X プロトコル)

  • user: オプションです。認証される MySQL アカウント

  • password: オプションです。認証に使う MySQL ユーザのパスワード

  • target: 必須です。 接続が参照する サーバーインスタンスです:

    * TCP接続 (ホスト名, IPv4 アドレス, または IPv6 アドレス)

    * Unix ソケットのパス (ローカルファイルのパス)

    * Windows 名前付きパイプ (ローカルファイルのパス)

  • port: オプションです。MySQL サーバーのネットワーク ポート

    X プロトコルのデフォルトのポートは 33060 です

  • ?attribute=value: この要素はオプションで、異なるオプションを含む 次のような辞書データを指定します:

    • auth (認証メカニズム) 属性は、接続の暗号化に関連があります。 追加の情報については、 » Command Options for Encrypted Connections を参照ください。 'auth' 属性については、次の値がサポートされています: plain, mysql41, external, sha256_mem.

    • connect-timeout 属性は、接続時と接続後の操作に影響します。 単一、複数のホストへの接続かに関わらず、接続単位で設定します。

      接続タイムアウトは秒単位で正の整数を渡します。 0 を渡すと、タイムアウトを無効(つまり無限) にします。 connect-timeout を定義しないと、デフォルト値10を使います。

      関連事項として、 MYSQLX_CONNECTION_TIMEOUT (秒単位のタイムアウト) および、 MYSQLX_TEST_CONNECTION_TIMEOUT (テスト時に使います) 環境変数を、URI に connect-timeout を設定する代わりに設定し、使うことができます。 connect-timeout URI オプションは、これらの環境変数に優先します。

    • オプションの compression は、以下の値を受け付けます: preferred (クライアントとサーバーが、お互いがサポートしているアルゴリズムを見つけるために交渉します。つまり、サポートされたアルゴリズムが見つからない場合は圧縮されません), required ("preferred" と似ていますが、お互いがサポートしているアルゴリズムが見つからない場合は接続を終了します), または disabled (この接続では圧縮が行われません)。 デフォルトは preferred です。

      このオプションは 8.0.20 で追加されました。

    • オプションの compression-algorithms 属性は、 好みの圧縮アルゴリズム(および好みの優先順) を定義します: zstd_stream (エイリアス: zstd), lz4_message (エイリアス: lz4), deflate_stream (エイリアス: deflate, zlib) が指定できます。 デフォルトでは、(システムで利用可能かどうかに依存しますが) lz4_message, zstd_stream, deflate_stream の順番が使われます。 たとえば、compression-algorithms=[lz4,zstd_stream] という値を渡した場合、 lz4 が利用可能であれば lz4 を使いますが、そうでない場合は、zstd_stream が使われます。 lz4, zstd_stream 双方が利用できない場合、振る舞いは compression の値に依存します。 たとえば、compression=required の場合、エラーが出て接続は失敗します。

      このオプションは 8.0.22 で追加されました。

例1 URI の例

mysqlx://foobar
mysqlx://root@localhost?socket=%2Ftmp%2Fmysqld.sock%2F
mysqlx://foo:bar@localhost:33060
mysqlx://foo:bar@localhost:33160?ssl-mode=disabled
mysqlx://foo:bar@localhost:33260?ssl-mode=required
mysqlx://foo:bar@localhost:33360?ssl-mode=required&auth=mysql41
mysqlx://foo:bar@(/path/to/socket)
mysqlx://foo:bar@(/path/to/socket)?auth=sha256_mem
mysqlx://foo:bar@[localhost:33060, 127.0.0.1:33061]
mysqlx://foobar?ssl-ca=(/path/to/ca.pem)&ssl-crl=(/path/to/crl.pem)
mysqlx://foo:bar@[localhost:33060, 127.0.0.1:33061]?ssl-mode=disabled
mysqlx://foo:bar@localhost:33160/?connect-timeout=0
mysqlx://foo:bar@localhost:33160/?connect-timeout=10&compression=required
mysqlx://foo:bar@localhost:33160/?connect-timeout=10&compression=required&compression-algorithms=[lz4,zstd_stream]

関連する情報については、MySQL Shell の » Connecting using a URI String を参照ください

戻り値

Session オブジェクト

エラー / 例外

接続に失敗した場合は、Exception がスローされます。

例2 mysql_xdevapi\getSession の例

<?php
try {
    $session = mysql_xdevapi\getSession("mysqlx://user:password@host");
} catch(Exception $e) {
    die("Connection could not be established: " . $e->getMessage());
}

$schemas = $session->getSchemas();
print_r($schemas);

$mysql_version = $session->getServerVersion();
print_r($mysql_version);

var_dump($collection->find("name = 'Alfred'")->execute()->fetchOne());
?>

上の例の出力は、 たとえば以下のようになります。

Array
(
    [0] => mysql_xdevapi\Schema Object
        (
            [name] => helloworld
        )
    [1] => mysql_xdevapi\Schema Object
        (
            [name] => information_schema
        )
    [2] => mysql_xdevapi\Schema Object
        (
            [name] => mysql
        )
    [3] => mysql_xdevapi\Schema Object
        (
            [name] => performance_schema
        )
    [4] => mysql_xdevapi\Schema Object
        (
            [name] => sys
        )
)

80012

array(4) {
  ["_id"]=>
  string(28) "00005ad66abf0001000400000003"
  ["age"]=>
  int(42)
  ["job"]=>
  string(7) "Butler"
  ["name"]=>
  string(4) "Alfred"
}