PDO_ODBC DSN

ODBC あるいは DB2 データベースに接続する

説明

PDO_ODBC データソース名 (DSN) は以下の要素で構成されます。

DSN 接頭辞

DSN 接頭辞は odbc: です。 ODBC ドライバマネージャや DB2 カタログに登録されている データベースに接続する際には、登録されている名前を DSN に追加することができます。

DSN

ODBC ドライバマネージャあるいは DB2 カタログに登録されている データベース名を指定します。それ以外の方法として、 » http://www.connectionstrings.com/ で説明されている完全な ODBC 接続文字列を使用して データベースに接続することもできます。

UID

接続に使用するユーザーの名前を指定します。DSN と同じユーザー名を指定した場合は、PDO はコンストラクタの引数で指定された ユーザー名を無視します。

PWD

接続するユーザーのパスワードを指定します。DSN と同じパスワードを指定した場合は、PDO はコンストラクタの引数で指定された パスワードを無視します。

例1 PDO_ODBC DSN の例 (ODBC ドライバマネージャ)

以下の例は、ODBC ドライバマネージャで testdb として登録されている ODBC データベースに接続するための PDO_ODBC DSN を表します。

odbc:testdb

例2 PDO_ODBC DSN の例 (IBM DB2 非カタログ接続)

以下の例は、完全な ODBC DSN 構文を使用して SAMPLE という名前の IBM DB2 データベースに接続するための PDO_ODBC DSN を表します。

odbc:DRIVER={IBM DB2 ODBC DRIVER};HOSTNAME=localhost;PORT=50000;DATABASE=SAMPLE;PROTOCOL=TCPIP;UID=db2inst1;PWD=ibmdb2;

例3 PDO_ODBC DSN の例 (Microsoft Access 非カタログ接続)

以下の例は、完全な ODBC DSN 構文を使用して C:\db.mdb にある Microsoft Access データベースに接続するための PDO_ODBC DSN を表します。

odbc:Driver={Microsoft Access Driver (*.mdb)};Dbq=C:\\db.mdb;Uid=Admin