pg_escape_string

クエリに使う文字列をエスケープする

説明

string pg_escape_string(PgSql\Connection $connection = ?, string $data)

pg_escape_string は、データベースへの問い合わせに使う文字列をエスケープします。 PostgreSQL フォーマットにエスケープされた文字列を、クォートなしの形式で返します。 PostgreSQL に使う SQL パラメータをエスケープするときには pg_escape_literal を使うほうがよいでしょう。 addslashes を PostgreSQL で使ってはいけません。 カラム型が bytea の場合は、代わりに pg_escape_bytea を使わなければなりません。 識別子 (テーブル名やフィールド名など) のエスケープには pg_escape_identifier を使わなければなりません。

注意:

この関数は、PostgreSQL 7.2 以降が必要です。

パラメータ

connection

PgSql\Connection クラスのインスタンス。 connection が指定されない場合は、デフォルトの接続を使います。 デフォルトの接続とは、pg_connect または pg_pconnect によって確立された直近の接続です。

警告

PHP 8.1.0 以降では、デフォルトの接続を使うことは推奨されなくなりました。

data

エスケープするテキスト文字列。

戻り値

エスケープされたデータを文字列で返します。

変更履歴

バージョン 説明
8.1.0 connection は、PgSql\Connection クラスのインスタンスを期待するようになりました。 これより前のバージョンでは、リソース を期待していました。

例1 pg_escape_string の例

<?php 
  
// データベースに接続する
  
$dbconn pg_connect('dbname=foo');
  
  
// テキストファイルを読み込む(アポストロフィやスラッシュが含まれている)
  
$data file_get_contents('letter.txt');
  
  
// テキストデータをエスケープする
  
$escaped pg_escape_string($data);
  
  
// それをデータベースに挿入する
  
pg_query("INSERT INTO correspondence (name, data) VALUES ('My letter', '{$escaped}')");
?>

参考

  • pg_escape_bytea