msg_send

メッセージキューにメッセージを送信する

説明

bool msg_send(
    SysvMessageQueue $queue,
    int $message_type,
    stringintfloatbool $message,
    bool $serialize = true,
    bool $blocking = true,
    int &$error_code = null
)

msg_send は、queue で指定したメッセージキューに対して message_type で指定した型 (0 より大きい数値である必要があります) のメッセージ message を送信します。

パラメータ

queue

メッセージキュー

message_type

メッセージのタイプ (0より大きい数値でなければいけません)

message

メッセージの本体

注意:

serializefalse に設定された場合、 この値は string, int, float または bool のいずれかでなければなりません。 それら以外の場合、警告が発生します。

serialize

オプションのパラメータ serialize は、 message を送信する方法を制御します。 serialize のデフォルト値は true で、 この場合 message が送信される前に セッションモジュールと同じ方法でシリアライズされます。 これにより、配列やオブジェクトのような複雑な形式のデータを 他の PHP スクリプトに送信することが可能となります。 また、もし WDDX シリアライザを使用しているなら、あらゆる WDDX 互換クライアントに対して同じことが可能となります。

blocking

メッセージがキューに収まらないほど大きい場合は、他のプロセスが 現在キューにあるメッセージを読み込んでキューの空き容量が確保されるまで スクリプトの実行を待ち続けます。これをブロックモードといいます。 オプションのパラメータ blockingfalse に設定することでブロックモードではなくすることが可能で、 この場合、もしキューの空き容量よりも大きなメッセージを送信すると msg_send はすぐに false を返します。 また、オプションのパラメータ error_codeMSG_EAGAIN に設定すると、 少し時間をおいてメッセージを再度送信しなければならないことが戻り値からわかります。

error_code

この関数の実行が失敗した場合、オプションのエラーコードがシステムの errno 変数の値に設定されます。

戻り値

成功した場合に true を、失敗した場合に false を返します。

処理が正常に完了すると、メッセージキューデータ構造体は以下のように更新されます。 msg_lspid には呼び出し元のプロセス ID が 設定され、msg_qnum が 1 増加し、 msg_stime が現在の時刻に設定されます。

変更履歴

バージョン 説明
8.0.0 引数 queue は、 SysvMessageQueue のインスタンスを期待するようになりました。 これより前のバージョンでは、リソースが期待されていました。

参考

  • msg_remove_queue
  • msg_receive
  • msg_stat_queue
  • msg_set_queue