sleep

実行を遅延させる

説明

int sleep(int $seconds)

seconds で与えられた秒数分プログラムの実行を遅延させます。

注意:

1秒以下の精度でプログラムの実行を遅延させる用途には、 usleep を使って下さい。 なぜなら、sleep は整数値を期待するためです。 たとえば sleep(0.25) は、プログラムの実行を 0 秒停止させてしまいます。

パラメータ

seconds

秒単位の停止時間。 (0 以上の値でなければなりません)

戻り値

成功した場合にゼロを返します。

シグナルで中断した場合、sleep はゼロ以外の値を返します。 Windows では、この値は常に 192 (Windows API の定数 WAIT_IO_COMPLETION の値) です。 その他のプラットフォームでは、残りの遅延秒数を返します。

エラー / 例外

指定した seconds が負の場合、 この関数は ValueError をスローします。

変更履歴

バージョン 説明
8.0.0 この関数は、負の seconds を指定すると ValueError をスローするようになりました。 これより前のバージョンでは、 E_WARNING が発生し、false を返していました。

例1 sleep の例

<?php

// 現在の時刻
echo date('h:i:s') . "\n";

// 10 秒間遅延させる
sleep(10);

// 再開!
echo date('h:i:s') . "\n";

?>

この例の(10 秒後の)出力は以下のようになります。

05:31:23
05:31:33

参考

  • usleep
  • time_nanosleep
  • time_sleep_until
  • set_time_limit