return

return は、プログラムの制御を呼び出し元に戻します。 呼び出し側のモジュールでは、呼び出しの次の式から続行します。

関数内で呼び出されると、return文は即座に その関数の実行を停止し、引数を関数の値として返します。 returnはまた、eval文や スクリプト自体の実行を終了させることが出来ます。

グローバルスコープで呼び出されると、現在実行中のスクリプトが終了 します。もしそのスクリプトが include もしくは require されたものである場合、制御は呼び出し元 のファイルに戻ります。また、そのスクリプトが include されたものである場合は、returnに与えられた引数 の値は include の戻り値となります。 returnがメインスクリプトで呼び出された場合は スクリプトが終了します。また、 設定ファイル auto_prepend_file 又は auto_append_fileオプションで指定されたスクリプトの場合も 同様にそのスクリプトが終了します。

さらに詳しい情報に関しては 戻り値を参照ください。

注意: return は関数ではなく言語構造であるため、 引数を括弧で囲う必要はなく、括弧の使用は推奨されないことに注意しましょう。

注意: パラメータを省略した場合は括弧も省略する必要があります。この場合の戻り値は null です。 return に括弧をつけてコールしながら何も引数を指定しないと、 パースエラーとなります。

PHP 7.1.0 以降では、戻り値の型を宣言している関数で、 かつ戻り値の型が void でない場合、 引数がない return 文を使うと E_COMPILE_ERROR が発生するようになりました。 戻り値の型が void の場合、 return 文に引数があると、同様のエラーが発生します。