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oci_set_prefetchクエリがプリフェッチする行数を設定する 説明
bool oci_set_prefetch(resource
$statement , int $rows )oci_execute のコール、およびそれに伴う内部的なデータベースへのリクエストがすべて成功した後に Oracle Client ライブラリがバッファに取り込む行数を設定します。 クエリが返す結果の行数が多くなる場合は、プリフェッチ行数をデフォルトの oci8.default_prefetch より大きくしておくとパフォーマンスが劇的に向上します。 プリフェッチは、Oracle がデータベースからデータを取得する際の効率的な方法で、 一回のネットワークリクエストで複数の行を取得します。こうすれば、 ネットワークや CPU の利用効率がよくなります。 行のバッファリングは OCI8 の内部的なものであり、 プリフェッチ行数が変わっても OCI8 のフェッチ関数群の挙動は変わりません。 たとえば、oci_fetch_row は、常に一行だけを返します。 プリフェッチバッファはステートメント単位で設定されるものであり、 ステートメントを再実行したときや他の接続から実行したときには使われません。 oci_set_prefetch は oci_execute の前にコールします。 ネットワークやデータベースの状況を考慮して、 プリフェッチの値を適切な大きさに設定することがチューニングの目標です。 大量の行を返すクエリの場合は、データベースからの行の取得を いくつかの塊に分けて行うとシステム全体の効率が良くなるかもしれません (つまり、プリフェッチの値を行数より小さめに設定するということです)。 こうすれば、PHP スクリプトが現在の行を処理している間にも データベースが別のユーザーからのステートメントを処理できるようになります。 クエリのプリフェッチが導入されたのは、Oracle 8i からです。 REF CURSOR のプリフェッチが導入されたのは Oracle 11gR2 からで、 PHP を Oracle 11gR2 以降のクライアントライブラリとリンクすれば使えます。 ネストしたカーソルのプリフェッチが導入されたのは Oracle 11gR2 からで、 これを使うには Oracle クライアントライブラリと接続先のデータベースがどちらも 11gR2 以降でなければなりません。 プリフェッチは、LONG あるいは LOB 列を含むクエリには対応していません。 プリフェッチに対応していないクエリの場合はプリフェッチの値は無視され、 どんな場合でも一行単位でフェッチします。
Oracle Database 12c では、PHP で設定したプリフェッチの値を
Oracle のクライアント設定ファイル パラメータ
戻り値
成功した場合に 例
例1 クエリのデフォルトプリフェッチ値の変更
<?php
例2 REF CURSOR のデフォルトプリフェッチの変更
<?php
PHP OCI8 で REF CURSOR からフェッチした内容を別の
PL/SQL プロシージャに渡すときには、REF CURSOR
のプリフェッチ行数を 例3 REF CURSOR を Oracle に戻すときのプリフェッチの設定
<?php |